事業内容Business
ケミカル営業1部/コールタール類輸送
当社は製鉄所内のコークス炉において石炭を乾留する際に発生するコールタールや粗製ベンゼン及びこれらを分留することで得られるクレオソート油、吸収油等の芳香族炭化水素化合物をケミカルタンカーにて年間約90万トン輸送しています。
当社が運航するケミカルタンカーは、殆どの船舶がダブルハル(二重船殻)構造となっており、万が一の場合においても被害を最小限に抑える体制を整備しています。
船隊整備は荷主各位の需要を見込んだ上で特性に応じた船隊を充実させており、現在はタイプⅡ型積載量1,500t船3隻、タイプⅡ型1,000t船6隻、タイプⅢ型1,000t船1隻計10隻という編成で、北は北海道から南は大分まで国内全域に亘って輸送に従事しています。
当社はコールタール及びコールタール蒸留製品の輸送に関して国内最大の輸送実績を有しており、長年培ってきた豊富な実績・経験から冬季北日本のような厳しい気象条件下であっても安全・安定運航を最優先とする効率的な運航に努め、主要荷主である日鉄ケミカル&マテリアル株式会社、その他荷主各位の大切な製品を輸送させていただいています。
コールタールについて
コールタールは石炭を乾留してコークスを製造する際に得られる副生成物の一つであり、他にも粗軽油が生成されます。コールタールをさらに蒸留することにより、下図に示すようにナフタリン、クレオソート、ピッチ等が製造され、それらの物質から様々な製品が作られます。
具体的なおもな取り扱い内容
- コールタール
- 粗軽油
- クレオソート油
- 吸収油
- 芳香族炭化水素化合物